Node Debugについて
結論から先に書きますが、Node.jsを実行するときはNode Debugを過信せずにCUI(コマンドプロンプト/ターミナル)から実行して確認した方が良いです。
VSCodeでNode.jsをデバッグ実行(F5)するときには、標準でインストールされているNode Debugというプラグインを通して実行されますが、このプラグインの動作がすごく不安定です。バージョンが上がるたびに不具合を起こしているようなので、あまり過信しない方が身のためです。
遭遇した不具合 その1
配列オブジェクトが出力できない。
- 環境(2021年4月16日時点で最新版)
- Node.js 10.17.0
- VSCode 1.55.2
- Node Debug 1.42.5
- コード
var array1 = [1,2,3];console.log(array1);var array2 = [4,5,6];console.log(array2);
- 結果
Canceled
結果がおかしいです。少しNode Debugのバージョンを下げたところ、解決しました。
遭遇した不具合 その2
デバッガーでステップ実行できない。
- 環境(少し古い環境です)
- Node.js 10.17.0
- VSCode 1.24.0
- Node Debug 1.24.2
デバッガーでステップ実行が動きませんでした。最新版(Node Debug 1.42.5)では動作しました。
遭遇した不具合 その3
共有フォルダ(ネットワークフォルダ)を介すとMongoClientが実行できない。
- 環境(少し古い環境です)
- Node.js 10.17.0
- VSCode 1.24.0
- Node Debug 1.24.2
共有フォルダ(ネットワークフォルダ)にプログラムとMongoClientを置いた状態で、ローカルのMongoServerに繋ごうとしたところ、エラーになりました。最新版(Node Debug 1.42.5)では動作しました。
最後に
バージョンによって、動いたり、動かなかったりと動作が不安定という印象です。お仕事でNode.jsを扱うときにはCUI(コマンドプロンプト/ターミナル)から実行したほうが良さそうです。
